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無限未来 初の夏合宿@書彩 2日目

初日夜、お父様を見送った東京 梨世塾代表 梨世も合流。

美味しいビールに疲れを癒す温泉。

そして、朝が来た。

 

 

2日目の朝はプチ観光から


書彩のある稲荷山。

すぐ脇の小道をはいると立派な鳥居があります。

「稲荷山 治田神社」

治田神社


支部名 更級支部
宮司名 豊城憲和
神社名 治田神社(はるたじんじゃ)
鎮座地 千曲市大字稲荷山1650番地1
本社祭神名 治田大神(はるたのおかみ)
事代主神(ことしろぬしのかみ)
倉稲魂神(うかのみたまのかみ)
例祭日 春季例祭(4月18日)、秋季例祭(9月21日)
由緒 創立年月日不詳であるが白鳳5年再建、寿永2年及び永亨8年兵火により焼失宝徳3年再建の旨口碑により伝えられる。
延喜式神明帳に記帳の當社であって、治田庄更科郷の総社と称し(宝徳3年調製小机ノ裏二八箇村総社の明文存ス)、当町の産土神である。
天文年間武田信玄当国へ出兵の時戦争のちまたに接するので放火のある事を恐れ、かつて信玄の崇敬する諏訪神社を合殿に祭る。
事代主命が当社に合祀されているので諏訪明神と假に称し兵火の苦しみを免れた。
爾来治田神社諏訪明神と称しまた當郡桑原村(元和年中本村を裂テ桑原村ヲ置ク)の諏訪社と一郷中(中古桑原左近地頭タリシ頃桑原郷ト改)に向かい合っているので上下諏訪明神と称し、当社を下の宮とした。
ところが土地の習わしで諏訪明神と單に称し■称は殆ど唱えられなくなったので、天明2年3月吉田家へ願い両社上下治田神社の神宣を受けた。領主代々崇敬の社であって、歳の始めの飾り松の奉納が式列であったが明治4年上田藩廃廳になって終わった。
明治33年6月縣社に列す。

長野県神社庁のHPから

何度目かの書彩ですが、氏神様でもある治田神社にお参りすらしていない事に気づき、お散歩がてらみんなでお参り。

なかなか立派なお社と境内。

残り3日間が無事に過ごせますように皆でご挨拶を。

そしてその足で、武水別神社にもご参拝。

お水の神様という事で、

墨を磨るのには水は欠かせないとこじつけての寄り道(笑)

武水別神社
Takemizuwake-jinja shaden.JPG
(右から)勅使殿、拝殿、本殿
所在地 長野県千曲市八幡3012
位置 北緯36度31分10.08秒
東経138度06分10.71秒
座標北緯36度31分10.08秒 東経138度06分10.71秒
主祭神 武水別大神
社格 式内社名神大
信濃国四宮
県社
別表神社
創建 (伝)第8代孝元天皇年間
本殿の様式 流造
別名 八幡宮
例祭 9月15日
主な神事 大頭祭(新嘗祭、12月10日14日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

こちらもとても立派な神社でした。

 

束の間の休息も終わり2日目突入


暑さもピークになりつつあり、前日の疲れもまだ残る中、

少し思考も柔らかくしようと雲炎が考えたのが、「扇子に涼しい文字を書く」

無限未来として、様々なワークショップやアーティスト活動をする中で、

即興でリクエストに応えた文字を書く事も多々あるという事で、

出されたお題に対して、みんなで悩みつつも楽しみながら書いたものが…

ひやむぎ!!!

生ビール!!!

本絞り!!!

そして、雲炎より事務局にプレゼントされたのが、

麦酒!

そして、唯一、まとも(笑)にかけたのがこちら。

いやいや、キチンと勉強となったはず。

薄墨の扱い方、細筆の扱い方。

雅印を押したら立派な作品作りのひととき。

 

いよいよ本題の梨世によるレッスン開始。


この日は、「楽書®」の創作。

今年度の楽書®展のテーマは、3団体同じテーマで書き上げる。

約150人の「はな・花・華」

梨世より、楽書®の始まり、考え方、在り方、そして関わり方。

基本的な、初めの一歩から教わり、人材育成チームが指導者となった時に必要なスキルの一つとしてキチンと身に付けて欲しい事を伝えられる。

まず、楽書®で大切な呼吸について。

書は人なり。

書に思考や感情が表れる。

書に向き合う時、まず己の呼吸をキチンと感じて整える。

静かに目を閉じて、呼吸法から始まる。

 

テーマをより自分自身の想いに繋げるための絵本


というと、植物の花を真っ先に思い浮かべるだろう。

無限未来の楽書®では、単純にそのものだけをフォーカスしない。

テーマを決めた時に真っ先に出てきたのが、

作: 斎藤 隆介 絵: 滝平 二郎 による「花さき山」という絵本。

こちらを梨世がゆっくり、情感たっぷりに読み聞かせをする。

優しい心が咲かせる花

山菜を取りにいき山で道に迷ってしまった“あや”
迷い込んだ山の奥には見事な花畑が。見とれるあやの前にやまんばが現われる。
やまんばはこの世の何でも知っている。
あやの足元に咲く赤い花はあや自身が咲かせた花だという。
妹思いのあやは「祭の晴れ着は自分はいらないから妹のそよに作ってやってくれ」
と貧しい家を気遣って親に申し出た。その優しい気持ちが赤い花となった。
花畑の花一つ一つは自分のことよりも他人のことを考える思いやりの心から作られている。
優しい心が咲かせた花が咲き誇る“花さき山”の感動のお話。

絵本naviのレビューより抜粋

このレビューのように、

自分がどんな花を咲かせたいかを自問自答し、

古典の書体、古代文字から自分の思考や感情に一番合う字を選び、

そこからさらにどんな花にしていきたいかを創作する。

 

書道展だからと言って、ただ綺麗に形よく、教科書のような字を書くだけに留まらないのが楽書®展だ。

 

 

自分だけのはな・花・華


読み聞かせが終了し、ひとりひとりが絵本「花さき山」を心と頭の中で咀嚼し、

古典・古代文字の中から選んだ文字を書き始める。

臨書さながら、その文字が書かれた背景と自分自身の思考と感情を照らし合わせながら、

一本の線に神経を集中して書き上げる。

自分が咲かせる花はどんな花だろう?

白い半紙に黒い墨だけの世界に咲かせる、自分だけの想い。

何枚も何枚も、自分自身の書と向き合う時間。

向き合う時間…

向き合い過ぎて、左側のひろみちゃん撃沈(笑)

 

 

自分だけのはな・花・華はみてもらう事で更なる変化を!


無限未来の通常レッスンの年間プログラムの中に、

対話型美術鑑賞

というのがある。

美術における鑑賞を通した言語力育成が求められています。全国各地の学校や美術館で行われる美術鑑賞の授業の形として,先生や学芸員の解説を一方的に聞くのではなく,生徒自身が主体的に発言をし,対話をしながら美術作品に対する見方や価値意識を深めていく「対話による鑑賞授業」が注目されてきています。

光村図書出版株式会社 WEBサイトより抜粋

書くだけではなく、見て感じたことを話す事により、更に自分自身が書くものに対して向き合う事が出来る。

今回の様に、テーマを決めて書いたものは、なぜそれをそう書いたかの思考や感情をアウトプットする事、そして、第3者からの意見をインプットする事で、次なる創作に活かす事が出来ると感じる。

もちろん、指導者からのアドバイスも的確にその場で受けられるのがとても良い。

創作と言えど、すべてを自由に書いていい訳ではない。

1日目にしっかり時間をかけた臨書。

全てにおいて自由に赴くままに書くのは、書道ではなく筆文字である。

筆法・筆順・形筆、基本的な事は踏まえつつ、いかに破り崩していくか。

やり過ぎると筆文字になるし、普通に書いてはお習字書道になる。

楽書においてそこが一番難しいところである。

梨世による例えがとてもしっくりくる。

「文字の形、向きはそのまま。傾けたり長くしたりはあっても、バランスを崩して倒れてしまうような事はしないほうがいい。ちょっと足を上げるくらいはいいけど、上げすぎたり、踏ん張る足を折ったら文字自体が倒れて字ではなくなる。」

なるほど。 規律がある中で出来る自分自身を表現する自由。

だからこそ、楽書®はみていて飽きない。

どれもこれも同じにしか見えない筆文字とは違う。

 

 

2日目の夜は寝かさない!


合宿が始まる前に宿題が出ていた。

楽書®ビギナーコースの課題、「金文」の臨書。

 

漢字 ― 金文 英 Kanji – Chinese bronze inscriptions

殷代の文字資料で圧倒的多数を占めるのは甲骨文字であり,それに次ぐのは金文である。金文は,主として青銅器に鋳込まれた文字のことで,普通には容器や楽器の表面に表わされた文字を指す。これらの青銅器の多くは祭祀用具であり,とくに容器は彝(い)器と呼ばれて宗廟に備えておく祭器であった。また,楽器の鼎と楽器の鍾をとって,金文のことを鍾鼎文(しょうていぶん)ともいう。

地球ことば村 WEBページより抜粋

宿に戻り、食事をしてからスタートした、夜の部。

自宅で書き上げてきた宿題の「金文」を並べて、ここでも「対話型鑑賞会」

王羲之の書とはまた趣の違う金文だが、臨書には違いない。

紙のない時代の文字を復元する為に、どこから筆が入り、次にどこへ筆を運ぶのか、そして全体の形、バランス。

ひとつひとつをじっくり眺めると良くわかる。

単純な象形文字ではない。

これらもキチンとした「書」であると。

 

 

そして臨書の対話型鑑賞会が始まる


1日目にじっくり時間をかけ、エコノミー症候群になりかけながら書いた全書の王羲之の臨書。

法帖を見ながら細かいところまで鑑賞しアドバイスをもらう。

無限未来が大切にしている古典臨書。

その中でも、「俯仰法」という筆法を徹底的に体で覚える。

草書体、行書体、楷書体に関しては単鉤法と側筆を使って筆運びを練習している。

筆法には様々な種類があり、運筆法を含む用筆法を重視している。

筆をおろして書き始め、再び筆を紙から離すまでに出来る線や点を点画というが、その点画を書く時の筆の使い方や運び方をいう。

そして用筆・運筆法の基本の基には、「起筆・送筆・収筆」がある

起筆(きひつ、始筆落筆とも) 筆を紙面につけて点画を書き始めること。また、その接触の仕方をいう[8][9]
起筆の方法には、順筆・逆筆・蔵鋒・露鋒などがある。収筆に対する語。[10][11]
送筆(そうひつ) 起筆を終えてから収筆に至るまでの筆遣いをいう。[12]
収筆(しゅうひつ、終筆とも) 点画の終わり。送筆を終えた運筆の終わり。起筆に対する語。[13][14]

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

様々な用筆法がある中、

これらを応用して出来たのが、

俯仰法

である。

俯仰法(ふぎょうほう) 比田井天来が創案した側筆の一種。
左払いなど左に筆を運ぶ場合は筆管を左に傾けて手の甲を上にし()、右払いなど右に筆を運ぶ場合は筆管を右に傾けて掌を上にする()用筆法をいう。
大師流と称する人が用いることが多い。[25][26]

小学生の頃のお習字の授業では、筆を寝かせてはいけないと教わったのではないだろうか。

しかし、俯仰法とは呼んで字の如し。

起筆から収筆まで、筆が天を仰いだり、地に俯せたりしながら、白い半紙の上を体全体で円を画く様に筆を走らせていく。

お習字書道を毛嫌いしてから40年。

初めて筆が走る様子が面白くワクワク眺めていられると気づいたのは、無限未来で俯仰法に出会ったからである。

そして、人材育成の必死で書いた臨書を眺めながら、

このメンバー全員が素晴らしい書家、楽書®アーティストになるんだなと実感がわいてきた2日目だった。

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