人材育成メンバー夏合宿 @ 書彩 1日目
4人の人材育成メンバーとの合宿を行ないました。
王羲之の法帖から自分が書こうと決めたものを予習し、全紙サイズの臨臨書をします。その中でも、筆法・筆順・形筆のわかりづらい物を雲炎先生が、ひと文字ひと文字、丁寧に、筆がどのように入って、どのように流れて、どのように文字となるのか。王羲之が書いた文章をも読み解きながら、その時の感情も墨にのせて書き写していきます。
無限未来では、古典の臨書を基礎として、歴代の書家の作品をじっくり見る事で、作者の癖や特徴をとらえ、どのように書けばどのような効果が文字に表す事が出来るかという事を学んでいきます。その書家が生きた時代背景、その作品を書いた時の感情・想いなどを知る事、さらに筆法・筆順・形筆によって自分の気持ちや考えが書で表現出来る事を体感する時間は、とても難しく修行のようではありますが、これらをキチンと行う事で歴代の書家の作風に自分自身の個性や感性を吹き込み、オリジナリティ溢れる創作活動に繋がります。
自分が書いたものを目の前に、王羲之の法帖を片手におさらい。全体のバランスだけではなく、文字ひとつひとつを客観的にみつめ、雲炎先生に法帖をみながら指導を受けます。雲炎自身も10年の月日を臨書に費やしてきたが、自分の未熟さに日々鍛錬を惜しまず、多少経験のあった人材育成なおこさんも、ただ模写するだけの臨書ではない、ある意味真剣勝負の臨書に苦労しながらも楽しそうでした。
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